「土地の売却を検討しているけど、いわくつきの物件でも売却できるのだろうか」と悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
いわくつきの土地は購入されにくく、価格も値下がりする傾向にあるため、売却方法を工夫することが大切です。
今回は、いわくつきの土地を売却する方法や注意点について解説します。
いわくつきの土地の売却価格はどうなるのか？
売却を検討している土地が「いわくつき」である場合、売却価格にはどの程度影響があるのでしょうか。
いわくつき、つまり心理的瑕疵（しんりてきかし）のある物件の売却価格は、相場に対して最大で5割ほど安くなると言われています。
心理的瑕疵とは、死亡事件や死亡事故など、心理的に抵抗が生じるような不具合のことです。
ただし、いわくつきの土地とされる瑕疵の内容で売却価格は変動するため、必ず大幅に値下がりするというわけではありません。
また、瑕疵がただの噂話であれば、過去の事件・事故を調査し「いわくつきではない」と証明することで値下がりを回避できる場合があります。
いわくつきの土地を売却する方法とは？
いわくつきの土地を高値で売却するには、売却方法を工夫することが大切です。
物件をそのまま売却するのではなく、一度別の用途で利用することで土地の印象を良くできるケースがあります。
たとえば、いわくつきの土地をしばらく駐車場として貸し出せば、心理的瑕疵のイメージを払拭できるかもしれません。
また、物件のメリットを最大限にアピールすることも有効です。
たとえば、駅近や子育てに向いているエリアなど、立地条件の良さをアピールするといった具合です。
心理的瑕疵をどのくらい気にするかは人それぞれであるため、物件のメリットを上手に伝えることで、通常の土地と同じように売却できる可能性があります。
いわくつきの土地を売却する際の注意点！
売却する物件に心理的瑕疵がある場合、売主は買主に対して、瑕疵の内容を告知する義務を負います。
売却価格を下げたくないからといって、瑕疵があることを隠して売却するのはやめましょう。
告知義務を怠り物件を売却した場合、買主から契約を解除されたり、場合によっては損害賠償を請求されたりする可能性もあります。
また、いわくつきの土地を売却する際には、相場をしっかりとリサーチすることも大切です。
該当エリアの土地の売却価格を正しく把握しないまま商談をおこなうと、いわくつきであることを理由に大幅に値切られる可能性があります。
まとめ
今回は、いわくつきの土地を売却する方法や注意点について解説しました。
いわくつきの土地は、通常の土地にくらべて売却価格が値下がりするケースが多いです。
できるだけ相場に近い価格で売却するには、いわくを払拭するためのアピールをするなど、売却方法を工夫してみましょう。
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