再建築不可物件とされている戸建ても、リフォームはできるのかと気になっている方も多いかと思います。
リフォームをするには、さまざまな条件があるため、事前によく確認してから検討されることが大切です。
今回は、再建築不可物件のリフォームについて、その詳細や利用できるローン、注意点について詳しくご紹介します。
再建築不可物件でもリフォームはできる?
そもそも再建築不可物件とは、その名のとおり、再建築ができない物件のことを指します。
再建築不可物件とされるには、主に4つの定義が設けられており、それらに該当している場合は物件の再建築ができません。
それぞれの定義とは「敷地上空に規定以上の高圧線が通っている」、「建築基準法により再建築ができない」、「市街化調整区域内にある」、「接道義務違反」などの場合です。
特に4つ目の接道義務違反に関しては、リフォームがどこまでできるのかということに関わってきます。
この接道義務違反に該当する場合だと、大規模な再建築レベルのリフォームは難しく、物件の一部や修繕のリフォームが好ましいとされているのが事実です。
再建築不可物件をリフォームする際に利用するローンとは?
上記でもご説明しましたが、再建築不可物件では、リフォームできる範囲が制限されています。
というのも、建築確認申請が不要である工事のみが施工できるのです。
そのような条件のリフォームにおいては、利用できるローンも限られてきます。
再建築不可物件でのリフォームローンを組むには、ノンバンクから融資を受けることがひとつの方法です。
ですが、再建築不可物件を取り扱うのは、金融機関にとってもリスクが高いのが特徴として挙げられます。
そのため物件の立地や状態によっても異なりますが、ノンバンクからの融資は金利が高いということを事前に理解しておくようにしましょう。
再建築不可物件のリフォームをする際の注意点
再建築不可物件のリフォームをする際の注意点としては、そのかかる費用を事前によく確認しておくことです。
再建築不可物件は、一般的なほかの物件と比べて、リフォームに関しても要するコストが大きくかかるとされています。
場合によっては1,000万円以上必要になるケースもあるため、その工事費用だけでなく、追加で発生する費用はないかよく確認しておくようにしましょう。
またリフォームローンを組む際も、十分な確認が必要になります。
後から経済的な負担で後悔しないためにも、ローンの借入れ年数や金利、上限額をチェックしておくことが大切です。