不動産には相場があるため、大幅に高く売ることは難しいですが、コツを押さえると希望よりも高く売れる可能性があります。
安く売ってしまうことを防ぐためには、注意点もしっかりと押さえておきましょう。
今回は不動産の売却をご検討中の方に向けて、できるだけ高く売る方法についてご説明します。
不動産の売却で知っておきたい!高く売るためのコツとは?
不動産を高く売りたいときは、押さえておくべきコツがあります。
大きく分けて3点のコツを、ご紹介しましょう。
自分で相場を調べる
売りたい物件の適正価格を知るためには、相場の調査が重要です。
ご自分の物件に条件が近いものを探して、売り出し価格を調べましょう。
価格が相場と比べて高すぎると、売れ残ってしまう可能性が高くなります。
また、なかなか売れずに値下げを繰り返すと、物件の印象が悪くなってしまう恐れもあるでしょう。
なるべく高く売りたいと思ったら、まず適正な価格を設定することが大切です。
適正価格よりも少し高くする
相場を調べて適正価格がわかったら、不動産会社の査定額なども踏まえながら、売り出し価格を決定します。
ここでのコツは、少し高めに価格設定することです。
不動産を売るときは、値下げ交渉されることが多いため、あらかじめ高く設定しておくと値下げしても適正価格の範囲内に収められます。
あまり高い価格にすることはおすすめできませんが、値下げを見越して少しだけ高くしておきましょう。
内見の準備をしっかりとする
購入希望者の印象をよくすると、設定金額に近い値段で購入してもらえるかもしれません。
ですから、購入希望者が物件を見に来る内見に向けて、できるだけしっかりと準備しておきましょう。
具体的には、以下のような対策がおすすめです。
●広くてきれいな印象を与えられるように掃除や整理整頓をする
●部屋の中が明るく見えるように窓の近くに家具を置かない
●物件や周辺環境などについて詳しく説明できるように準備する
内見当日は、服装や対応にも気を配るとよいでしょう。
不動産を高く売却したいときに覚えておきたい注意点とは?
ご説明したようなコツを押さえても、注意点を知らないと、満足のいく売却ができない可能性があります。
とくに注意したいのは、以下の2点です。
余裕のあるスケジュールを立てる
不動産の売却には、通常3カ月から半年ほどかかると言われています。
「この時期までに売りたい」との希望がある場合は、早めに行動を開始しましょう。
十分な期間がないと、すぐに期限になってしまい早く売るために価格を下げなくてはならないかもしれません。
査定金額の根拠を説明してもらう
媒介契約を結ぶ不動産会社は、査定金額だけではなく、ご自分が依頼したいと思える会社を選びましょう。
査定金額が高くても、しっかりとした根拠に基づいていないと、その価格で売ることは難しいものです。
ですから査定の根拠や販売戦略などをきちんと説明してもらい、納得できる会社にお願いすることがおすすめです。