二世帯住宅とは、親世帯と子世帯が同じ敷地内に住むために建てられた住宅です。
そのため、二世帯住宅の購入希望者は、親と一緒に住むための住宅を探している方がほとんどですが、中古物件を売る際は一般的な住宅に比べて難しいと言われています。
二世帯住宅を売ろうと検討している方は、売却が難しい理由や上手に売るコツを知っておきたいですよね。
そこで今回は、二世帯住宅の売却方法について解説します!
二世帯住宅を上手に売る方法とは?まずは売却が難しい理由を知ろう!
二世帯住宅は、「完全同居型」「完全分離型」「一部共用型」の3つのタイプに分かれます。
完全同居型は一般の住宅とあまり変わりませんが、ほかの2つについては、なかなか売れず長引くケースも少なくありません。
ではなぜ二世帯住宅の売却は難しいと言われているのでしょうか。
考えられる理由をいくつかお伝えしますね。
●需要が少ない
●不動産会社が積極的に営業してくれない
●間取りやデザインのこだわりが強い
●価格が高い
二世帯住宅はそもそも需要が少なく、不動産会社に仲介を依頼しても、積極的に営業してくれないケースがあります。
また間取りやデザインなど、親世帯と子世帯の両方の希望を取り入れているため、こだわりが強く、中古物件を探しているファミリーのなかでも好みが別れるようですね。
しかし近年は高齢化の影響で、1階を親世帯、2階を子世帯が使うような二世帯住宅が増えているので、ニーズは高まっていますよ。
二世帯住宅を上手に売る方法とは?コツは良さをアピールすること!
売却が難しいと言われる二世帯住宅ですが、良さをアピールすることで売れやすくなります。
上手に売るコツをいくつかご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
完全分離型の売却方法
親世帯・子世帯の居住スペースが完全に独立しているタイプです。
同居でもプライバシーを保ちたい方や、光熱費をはっきりと分けたい方に住みやすさをアピールしましょう。
また自宅の一部を事務所や店舗として利用したい事業主の方にも需要があるので、住宅用だけでなくほかの用途として宣伝してみてはいかがでしょうか。
一部共用型の売却方法
玄関や水まわりなど、一部を共同で使うタイプの住宅です。
完全分離型よりは価格も安いので、相場と比較して売れやすい価格設定を心がけましょう。
また一般の住宅よりも部屋数が多いので、シェアハウスとして利用できる可能性があります。
そのため投資家の方へ向けての売却もおすすめですよ。