不動産の売却は、現在所有している物件に住みながらでも可能です。
では、入居中の物件の売却には、どのようなメリットがあるのでしょうか。
今回は、住みながら売却を考えている方に向けて、メリットや具体的な売却方法についてフォーカスします。
ぜひ、今後の参考にしてみてくださいね。
所有している不動産に住みながら売却するメリットとは?
まずは、現在の不動産に住みながら売却する3つのメリットについてみていきましょう。
●新居の資金計画がスムーズ
売却したお金を元手に新居を探せます。
前物件のローン残高の支払いに充てたり、新居用として使用したりと、状況に合わせて資金計画がスムーズに立てられますよ。
また、手持ちの資金が少なくても、買い替えやすいといえるでしょう。
●マイペースに販売活動できる
先に新居を購入すると、ローンが二重にかかってしまい、販売活動が長引くほどコストがかさむことに…。
ですが、住みながらだと余分なコストがかからないため、マイペースに販売活動をすすめられます。
万が一の際、売却を取り下げることも可能です。
●不動産の魅力を伝えやすい
あなたが入居者として、実際に買手に魅力を伝えられます。
物件以外の売手としての人柄もアピールポイントになりますよ。
所有している不動産に住みながら売却するための具体的な方法をチェック
続いて、所有している不動産に住みながら売却するための具体的な方法をご紹介します。
以下の5ステップで、スムーズな売却が可能です。
1.不動産会社を探して媒介契約
まずは、信頼できる売却エリアに強い不動産会社を探して、媒介契約を結びましょう。
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2.販売活動と新居探索
内覧数を稼いだり、物件を整えたり(ハウスクリーニングや家具の配置を工夫するなど)して、魅力をアピールしましょう。
引渡しの日程も考えて、ゆとりをもって同時期に新居も探しておくと安心です。
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3.買手と売買契約
売買契約時には、手付金として、買主から売却金額の10%から20%を受け取ります。
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4.新居の契約
売却が確定したら、新居を契約しましょう。
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5.引っ越しや前物件の引き渡し
引っ越しをすませ、不動産を引き渡します。
万が一、引き渡しまでに新居がみつからなかった場合は、仮住まいになるため注意が必要です。
なお、売却益がでた場合は、忘れずに確定申告しましょう。
軽減税率の特例(不動産の所有期間が10年以上)や、3,000万円特別控除など、条件に当てはまれば活用してくださいね。